Enjoy Oneself（楽しむ）

　「遊戯三昧（ゆげざんまい）」という言葉が、『無門関（むもんかん）』という仏書にあるといいます。この言葉は遊びほうけるというような悪い意味ではありません。心にまかせて自在にふるまう。そんな気持ちで行われる行動が遊戯です。また遊戯には「楽しみ」という意味も含まれますので、「遊戯三昧」とは「ただ遊戯の心持ちで楽しんで物事を行う(We do things freely in the state of pleasure.)。」ということです。　　　　　　　　　　　　　

　仏さまや菩薩方は、この遊戯の境地で楽しんで衆生済度に尽力されていると言われます。私に当てはめますと、この境地に習い、今日一日を楽しんで過ごそうと心に決めますと、物事が前向きに捉えられ元気が出ます。