お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

『ありがたい深い話』( Edifying Deep Sermons) ( 13 )

 今、日本人の平均寿命は世界一の長さである。それでも死を迎えない人はなく、言わば死亡率の百パーセントは、ずっと変わらない。
 まったく人生というと、生きることだけと思ってしまうが、実は死もまた、だれにも代わってもらえないわが人生なのだ。「生死一如(しょうじいちにょ)」という仏教の言葉は、「生と死は一つのものだ」と教えてくれる。懐かしい方々の死を、ただ悲しむだけに終わるのでなく、この事実は、我が人生に何を語りかけているのかを見つめたい。(富山市 浄土真宗本願寺派妙順寺住職 竹中了哲)

 

 「生死一如」とは、「生と死は一つのもの」で切り離せないということですから、今日一日生きたということは、今日一日死んだことになります。いつ死ぬやら分からない身ですから、人生を心から満足して終えたいと思うなら、いつ死んでも満足、という身になることだと言えるでしょう。このことを教えているのが仏教です。「つまり、阿弥陀如来の本願を疑いなく聞くことだと教えられます。( That is to say Buddhism teaches we should hear the Primal Vow of Amida Buddha without doubts. )」