お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

決して一人ぼっちじゃない ( We Are Never Lonely)

  • 「すぐ隣」にたくさんの人たちがいる

 いつの日か、自分一人のさびしい世界に落ちた。

 真っ暗で、つらくて、涙がこぼれそうになってしまう。

 けっして、一人ぼっちではないのに....。まわりに、友が、たくさんいるのに....。

 わたしたちは、あまりにも自分中心すぎる心の闇に入って、視力を失う。

 闇から出るには、どうしたらいいか? 闇を敗れ!

 闇を破るには、どうしたらいいか? 光だ! 光だ! 光が心を照らせば、いい。

 

一々光明遍(いちいちこうみょうへんじょう)『観無量寿経

 心の闇に、光が、パッと輝く。何もかも、よく、広く見えてくる。一人ぼっちだと思っていたのは勘違い。すぐ隣に、たくさんの人がちゃんと生きている。その姿が、光で見えた、「一々」、つまり、人間一人ひとりに、光明がふりそそいでいる。親鸞は、毎日、光にあたって生きている自分を喜べ! と説く。

【『こころに響く 親鸞の言葉』 境野勝悟(さかいの・かつのり)三笠書房 】 

 

 私たちが生きてゆくには、一人ぼっち、つまり、孤独の人生はとても寂しいものです。しかし、ここで言われていることは、自分中心すぎるから、そう感ずるのであって、周りを見れば、友がたくさんいることに気づくのだと。即ち、心の闇に光が届いて、その光で周りの人たちが見えるのだといわれます。

 阿弥陀仏の光明は、常に私たち一人ひとりに降り注いでいることの証(あかし)ですね。