Wavelength（波 長）

　波長が合わないと電波交信ができないように、人と人の間も波長が合わないとお互いの意思疎通がうまくできません。
　例えば、私とAさん、私とBさんとはそれぞれの間で話が合う（つまり馬が合う、または気が合う）のに、AさんとBさんとは話が合わない（つまり波長が合わない）というような場合があります。AさんもBさんも共に私と気が合うのだから、二人とも気が合って当然と思っている私にしたら少し不思議な感じがします。でもこれはAさんとBさんの波長が合わないから、としか言いようがないように思います。このように１個人と他人との間の波長は人それぞれでしょう。ですからそこに意見のくい違いや誤解が生じ、話が合わないということは多々あることです。
　ところが、このすべての人々、一人一人に波長を合わせて下さるのが阿弥陀如来です。私の方から合わせる必要はありません。如来が私に合わせて下さるから、安心して任せきることができるのでしょう。如来はこのように個々の人の波長に合わせて、一人一人を導いて下さるのだと知らされます。

My impressions:
If the wavelength between the two persons is out of tune with each other, they can not
fully come to mutual understandings. The wavelength, however, depends on each
person. Therefore it can often happen that they cause misunderstandings or have
different opinions among them.
On the contrary Amida Buddha makes his wavelength tune in to everybody's, or to an
individual's. We do not have to make the wavelength of our own tune in to that of
Amida Buddha's. So we can completely leave ourselves to the Tathagata without
anxiety. Thus the Tathagata leads and saves each of us all.