お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「いい加減」が、いい人生をつくる ( ‘Being Moderate in Everything’ Gives Birth to Good Life )

中道 / 仏教語 料理は音楽にも似ています。甘さが勝っても、塩辛さが勝っても、おいしくありません。「いい塩梅」が大切なのですね。 頑張りすぎることは、この塩梅を無視して料理に塩を入れるようなもの。それではたのしむこともできませんし、身体もこわし…

求めないことが布施になる ( It Is an Offering to Others Not to Demand )

布施というは不貪(ふとん)なり。不貪とは、むさぼらざるなり / 道元 仏教では「布施」を実践すべき徳目として薦めています。他人に施しをするというのが布施なのですが、金品を施すだけが布施ではありません。「和顔愛語」もまた布施の一つです。 自分が手…

苦しむときは、しっかり苦しむ ( When We Suffer, We Should Suffer Thoroughly)

忍辱(にんにく) / 法華経 自分に降りかかってくる苦しみに対して耐え忍んで生きなさい。そして、いまやるべきことをやりなさい。それがこの言葉の意味です。 仏教ではこの世のことを娑婆(サンスクリット語で「忍ぶ」の意)と呼びます。つまり、思い通りに…

「今、この時」にやることをやる (“ Now! At This Time," Do What You Should Do )

飢え来れば飯を喫し、困(つか)れ来れば即ち眠る / 大珠慧海 「お腹が空けばご飯を食べて、眠くなったら眠る」 それがこの言葉の意味です。当たり前ですね。 唐代の大珠慧海(だいじゅえかい)が「道の修行にあたっては何か工夫を用いますか」という質問に…

自分の気持ちと仲良くしよう ( Let’s Be Friendly with Our 0wn Feelings )

一物不将来(いちもつふしょうらい)/ 従容録(しょうようろく) 趙州和尚は「すべてを捨て何一つ持たない(一物不将来)身となれば、あとは何を修行すればいいのですか」と、厳陽(ごんよう)尊者に尋ねられて「捨ててしまえ」と答えています。 「何を捨て…

心に善悪はない ( Mind Does Not Have Good and Evil )

人の心もとより善悪なし / 正法眼蔵随聞記(道元) 多くの場合、人は物事を善悪で判断してしまいます。しかし、この判断は何に基づくのでしょうか。 よくよく考えてみると、私たちが「よい」「悪い」と考えているのは、そのときの状況や自分の立場として、そ…