2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
常識では、「南無阿弥陀仏と文字で記されてある本尊よりも絵像本尊、絵像本尊よりも彫刻された木像本尊の方が、ご利益がある」と思われている。浄土真宗では次のように言う。「木像本尊や絵像本尊は、南無阿弥陀仏にめぐり合うことができるように、私に与え…
慶聞坊は教えられた。「阿弥陀如来の明るい眼にめぐりあわずに、欲望の眼で生活して行くと、間違いなく一日一日暗い地獄に向かって行く。その場だけのにせものの明るさは、今は明るくても、必ず暗くなる。外側だけ見ていると、ほんものとにせものは、一見似…
阿弥陀如来の明るい眼にめぐりあったならば、道を求める仲間たちを言葉荒く罵(ののし)るなどということはありえない。心は和らいでくるはずだ。阿弥陀如来の眼には、めぐりあうものは心柔軟になるという働きがある。阿弥陀如来の眼に背を向けるならば、何…
蓮如さまは、善従に、掛け軸を与えられたことがあった。しばらくたってから、蓮如さまは善従に、「前に書いてあげたものをどうしたかな」と尋ねられた。善従は「表装して箱にいれ、大事にしまってあります」と答えた。すると蓮如さまは「それは宝の持ち腐れ…