お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

往生は平生に決まる ( Birth in the Pure Land Is Decided in Ordinary Days )

龍樹菩薩は「歓喜地」という境地を身証されたということです。歓喜地とは、菩薩の五十二位の修道の位階である十地の最初の位のことを言います。そうして、そういう境地から人びとに念仏の道をすすめられたのです。親鸞聖人は、「歓喜地は生成聚の位なり」と…

私に願生心はあるか ( Do I Have the Mind of Aspiration for Birth? )

「願生心」とは「極楽に生まれたいという願い」のことです。このことに関して、大峯師は次のように書かれています 「願生心とはもともと、永遠に生きよと私に呼びかけられている如来さまの願心だったのであります。それは私が自力でつくれるものではありませ…

一子のごとく憐念す( To Have Compassion for Just Like an Only Child )

『浄土和讃』の勢至讃、(一一四)には、次の歌があります。 超日月光(阿弥陀仏の十二光の一つ)この身には 念仏三昧(ざんまい)おしえしむ 十方(じっぽう)の如来は衆生を 一子のごとく憐念(れんねん)す 『浄土真宗聖典 註釈版』P.577 如来方は衆生を…

難度海を度する大船 (The Large Ship Crossing the Ocean Difficult to Cross)

「難思の弘誓は難度海を度する大船(思いはかることのできない広大な誓願は、渡ることが難しい迷いの海を渡してくれる大船である)」という言葉が『教行信証』の冒頭に書かれています。 この文を取り上げましたのは、最近あまり思い出すことがなかった言葉だ…

尊い人間の命 ( Precious Human Life )

人間に生まれることが、如何に難しいかということを示す「盲亀の浮木」の喩えがあります。 「百年に一度、海面に浮かび上がる盲亀がたまたま海上を漂う流木に出会い、その木の穴に入り込んだ(首を突っ込んだ)という『雑阿含経(ぞうあごんきょう)』の寓話…

仏性 ( Buddha’s Real Nature )

「仏性」の意味は次のようです。 「如来性・覚性(かくしょう)等という意で、仏の本性、仏のさとりそのものの性質をいう。また仏になる可能性をいう。仏の性質を果仏性といい、仏になる可能性を因仏性という。大乗仏教では一般に、一切衆生はすべてこの性を…