お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

荷物は片手に持てるだけ

知足(ちそく)/ 仏遺教経 人生が旅であるならば、荷物はできるだけ少ないほうが、人生を楽しむことができます。 その荷物のなかでも、ついたくさん抱えてしまいがちなのが欲望です。 「もっとたくさん手に入れたい」 「手に入れたものを放したくない」 思え…

断捨離

前回、一遍の残した言葉、「一切を“捨離”すべし」を取り上げました。ここでの「捨離」と同義の「断捨離」という言葉が現在よく使われています。 この「断捨離」に関して、少し気掛かりなことがあるのですが、そのことについて書かれていることを、フリー百科…

捨てると自由がやって来る

一切を捨離(しゃり)すべし / 一遍 「成し遂げたい」「手に入れたい」 そうした思いが人生を前に進めてきたことを否定はしません。ただ、手にしたものは本当に必要だったのでしょうか。欲望に踊らされて、必要ではないものまで、手に入れようとしていないで…

勝ち負けにとらわれない

勝つ者は恨みを受く 負(ま)くる者は夜も眠られず 勝つと負くるを離るる者は 寝ても覚めても安らかなり (『法句経』) 上記は『イヤな思いがスーッと消えるブッダのひと言』(高田明和)に紹介されている言葉です。 「勝つ者は恨みを受く」とは、勝った者…

怨むから苦しくなる (You Suffer because You Have a Grudge against a Person)

怨(おん)を以て怨に報(むく)いれば怨止まず / 最澄 人生とは理不尽の塊(かたまり)です。頑張ったからといってうまくいくとは限りませんし、突然大きな病気にかかってしまうことさえあります。心から信頼している人からひどい裏切りを受けることさえあ…

すべては人生の薬となる ( All Is Medicine of Life )

医王の目には、途(みち)に触れて、皆薬なり / 空海 「優れた医師の目で見ると、道端に生えている草でさえ薬になる」 空海の言葉は、「歪んだ眼鏡で物事を眺めていませんか。目の前に起ったことの意味を、思い込みだけで判断していませんか」と私たちに問い…

人事を尽くした後で ( After You Do Your Best )

前々回の当ブログ(8月29日)で、「人間としてのはからいをやめてしまって、すべてを阿弥陀仏にお任せする」ことが大事であるという主旨の文を紹介させて頂きました。因みに「はからいの」の意味は、国語辞典によりますと、「考えて処置すること」です。そこ…

ただ「いのち」として生きる ( Living Only as “Life” )

身心一如 / 道元 私たちは心だけで生きているわけでないでもないし、肉体だけで生きているわけでもありません。「こころ」と「からだ」は、一つになった「いのち」として生きています。 身体に無理をかけていると、やがて心にも不都合が現れます。心に迷いを…