お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

信心は頂き物 ( Shinjin Is a Present. )(1)

親鸞聖人は「身を粉にし」「骨を砕きても」報じ謝すべき阿弥陀如来のご本願を、生涯かけて聞き抜かれました。そして死に際のありさまが問題になったり、死後の行き先が心配になっている当時の人々を、不安から解放されたのです。これまでの日本仏教の教えの…

カラスの孝行 ( A Crow’s Filial Piety ) 

最近あちこちでカラスの話題を耳にします。私の地区では、以前ほどではないにしても、この時期も朝と夕方にカラスが集まってきます。近所の電線の下の地面には、その糞がびっしり落ちていることも…..。 鳴き声の騒々しさや、いたずら、糞害などで人間には嫌…

他人を害しない言葉を話そう ( Let’s Use the Words That Do Not Hurt Others. )

ブッダは『ダンマパダ(法句経)』でこう示しています。 「人を傷つける言葉を言うことなかれ 言われし者は必ず言い返す 怒りを含む言葉は苦痛を与え その報いは必ずわが身に至る」 悪い言葉を述べると自分の徳を損ない、運を悪くするのです。言葉が運を決め…

うぐいす ( Japanese Bush Warblers ) 

今月の6日,いつもの公園にウォーキングに出かけた時、ウグイスの初鳴きを聞きました。そしてまた、昨日も聞いたのです。その声は、いつ聞いても心を惹きつけて離しません。多くの人に愛されているんだろうな、と思います。それを裏付けるかのようにたくさん…

言葉遣いの大切さを痛感 (To Feel Keenly the Importance of Language) (2)

前回に続き、言葉遣いの大切さについて考えてみたいと思います。 一昨年6月、神奈川県の東名高速で、一家4人が乗る車を男が煽(あお)り運転で停止させ、大型トラックによる追突事故で夫婦を死なせるという事故がありました。男が事故直前にパーキングエリア…

言葉遣いの大切さを痛感 (To Feel Keenly the Importance of Language)(1)

もう十年余り前になりますが、母が老健施設に入っていた頃のことです。ある夏の日に、その施設の近くからでも見られる花火大会がありました。私は施設の許可を得て母を連れ出し、よく見える場所へと手を引いて歩いていきました。母と出かけるなんて久しぶり…

To Know Contentment(足るを知る)

実際、たとえば大病をすると、名誉、地位、お金などに何の意味もないことが切実にわかります。そして、無名でも無職でも貧乏でも、健康でいるだけで幸せだとうらやましくなります。 私の知っているある学者は、社会的な名誉のすべてを手に入れたといえる人で…

Hearing(「聞く」こと)

A子さんは三十代で夫が病気で亡くなりました。残された一男一女を育てるために、懸命に働きました。子育てが一段落した頃、ご住職から誘いがあってお寺参りが始まりました。しかし、それまで仏縁がなかったA子さんは、折々のご法座に参詣し、また研修会にも…

Enjoy Oneself(楽しむ)

「遊戯三昧(ゆげざんまい)」という言葉が、『無門関(むもんかん)』という仏書にあるといいます。この言葉は遊びほうけるというような悪い意味ではありません。心にまかせて自在にふるまう。そんな気持ちで行われる行動が遊戯です。また遊戯には「楽しみ…

The Karmic Cause(しかるべき縁)

『歎異抄』13条には、親鸞聖人が弟子の唯円房に言われたこのような話があります。「『どんなことでもじぶんの思い通りになるのなら、浄土に往生するために千人の人を殺せと私が言ったときには、すぐに殺すことができるはずだ。けれども、思い通りに殺すこと…

The Darkness of Mind(心の闇)

今年に入り、千葉県の小学4年生の女の子(10歳)が、父親の虐待により死亡しました。日常的に虐待を受けていたと言われます。どうして親は可愛いはずの我が子を虐待するのでしょう。精神が異常だとか、あり得ない行為だとか、いろいろの声を聞きますが、私が…

The Call of Amida Buddha(阿弥陀如来の呼び声)

学僧、原口針水師(1808~1893)は「われ称えわれ聞くなれど南無阿弥陀仏 つれてゆくぞの親のよび声」と詠まれています。必ずわが国(お浄土)へ生まれさせずにはおかないという、阿弥陀如来のご御本願のお救いのはたらきの確かさであります。 わたくしが「…