お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

A Journey(旅)

悲しい自分が見る風景は悲しい 関川夏央 旅情には「失意と悲哀」がつきものだ。車窓をよぎる風景の中に、「悲嘆にくれる自分」が含まれて旅情は成り立つと作家は言う。かつて人は流行歌の中で「北帰行」や、「海峡」にそのような思いを込めた。駅では別れを…

A Sense of Incongruity(違和感)

山折哲雄(宗教学者)さんが、朝日新聞be紙面の「生老病死」というご自身担当のコラムで書かれていることですが、4月14日付のテーマは「二つの散り際 私の中の違和感」でした。その中で、葉っぱのフレディという物語のあら筋がこのように書かれています。 「…

Endless Wishes(果てしない欲)

人間以外の他の動物は自然界において自分が行動する範囲はこれくらい、自分が食べるものはこれくらいと、自然において棲(す)み分けている。それぞれが節制しているようにも見える。ただ、人間だけは果てしない欲望を持ち、自己中心的に生活の便利・効率・…

Issa and Cherry Blossoms(一茶と桜)

現在の桜前線はどのあたりでしょうか。南から北へと、日本列島を駆け抜けながら咲く桜、私たちはその見事な花の姿に大きな喜びを感じます。と、同時に、良寛和尚が歌った「散る桜 残る桜も 散る桜」のように、無常を感じさせられることもあります。 無常とい…

Four Kalpas(四劫)

「四劫」について『広辞苑』にはこのように書かれています。 「[仏] 世界の成立から破滅に至る四大期。世界が成立する期間を成劫(じょうこう)、成立した世界が持続する期間を住劫(じゅうこう)、世界の壊滅するに至る期間を壊劫(えこう)、次の世界が成…

Five Defilements(五濁)

親鸞聖人の詠まれた「正像末和讃」の一首に、「五濁の時機いたりては 道俗ともにあらそひて 念仏信ずるひとをみて 疑謗破滅(ぎほうはめつ)さかりなり」という和讃があります。 ここにある「五濁」について『広辞苑』にはこのように書かれています。 「[仏]…

Enlightenment(めざめ)

生きるよろこびにめざめさせてくださるのが ほとけさま (東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<4月の言葉>より 生死不二といわれますが、生と死は表裏一体で切り離せません。人生には至る所に生きる喜びを感じる場面がありますが…