お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

押しつけの親切 ( Pressing Kindness ) 

「満腹になっている牛の頭を押しつけて、無理やり食べさせようとしても、牛は嫌がるだけです。同じように、いくらよかれと思っても、相手のことを考えない押しつけの(善意)は、迷惑にうつります」『老いを生きる仏教の言葉100』より この文を読んだとき、…

もっともっと ( More and More ) 

渇愛(かつあい)とは、私たちの心を「もっともっと」と駆り立てる衝動です。もっとお金がなければ生きていけない。もっと健康でなければ生きて行けない。そう考えるたび、人は自由な心を失ってしまいます。 老後に対する考え方もそうです。どれだけ頑張って…

不運も幸運も作るのは自分 (One Makes Misfortune and Fortune on One’s Own)

因果の法則は一面で逃れられない恐ろしさを持っていますが、一面では、自分の人生を自分で変えられるという希望も与えてくれるのです。 (略) 自分の毎日の生活を顧みて、常に正すことが大切です。繰り返しますが、因果の法則は逃れられない恐ろしさを持つ…

「おかげさま」の心で ( With Heart of Grace )

私たち凡人はとかく、いいときには神さま、仏さまのおかげと感謝し、悪いときには「神も仏もあるものか」とグチをこぼします。神さま仏さまは、自分の都合に合わせて取り上げたり、捨てたりする存在ではなく、いいときも悪いときも見守り、支えてくださって…

いのちの有限性の自覚 ( Realizing Limitedness of Life ) 

あるお坊さんが、「わしの死ぬところをみんなにみせるように」と遺言して亡くなったそうです。人間は死ぬのだ、ということを子や孫たちに実地に教育するためでした。このお坊さんにかぎらず、おじいさん、おばあさんが「人間はこういうふうにして死ぬのだ」…

孤独を恐れない ( No Fearing Loneliness ) 

人間は基本的に孤独です。生まれてくるのも独りなら、死んでいくのも独り。自分の人生を誰かほかの人に代わってもらえない以上、その孤独を直視して生きていくしかありません。 (略) 誰かに心を癒してほしい、私の話を聞いてほしいと願うのは、しょせん受…

寄り添う ( Standing Close ) 

困った人がいれば気にかけて同情することは、無関心より人間として好ましいと言えます。 しかし、自分自身は安全圏に身を置きながら、「可哀想だな」と上から目線で被災者に同情の目を向けるのは、同情されたほうからは、「勝手に涙を流してくれてもうれしく…

虹の掛け橋 ( A Rainbow Bridge ) 

ある人が、「朝に大きな虹を見て、幸せな一日でした」と書いていました。私も先日、それは大きな虹を見たのです。いつ見ても感動を覚えます。 虹は人をこの世から浄土へ渡す掛け橋のように感じます。( A rainbow seems to be a bridge which gets a person a…

憎しみも怒りも自分の心から生じる (Hatred and Anger are Born of One’s Own Mind)

争いが起こる原因は、双方それぞれに何かの条件があるからです。 (略) 自分に都合のよい理屈を振り回すよりは、相手が悪いかどうかは別として、「自分にも悪いところがあった」と顧みる。そして、「相手にも何か怒る理由があるに違いない」と想像をめぐら…

いのちは預かりもの ( Life Is in Our Charge )

日本における自殺者の数は、三万人を切ったとはいえ、依然として高い水準で推移しています。自ら死を選ぶ人は、人とのつながりを実感することができなかったり、孤立してしまっていたりするのかもしれません。 (略) 仏教の考え方では、自分の「いのち」は…