2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
100歳近い人の心の内には、70代ごろまでの人とは異なる「幸福感」が存在する。東京都健康長寿医療センターと大阪大学などの研究(SONIC)から、こんな分析結果が浮かび上がってきた。「老年的超越」と呼ばれる精神世界はどんなものなのか。 「老年的超越」と…
誰かがいつも側にいて、黙って、あるいはうなずきながら聞いているのだった。 小岩勉 原発の誘致か反対かで大きく揺れる中、1984年に運転を開始した女川原発。数年後に漁村の暮らしと生業(なりわい)を撮り始めた写真家は、訪れた家々で、地域に走った深い…
親鸞の言葉15:仏の定めた善と悪 善悪のふたつ、総じてもつて存知せざるなり。(私は善と悪、二つの事柄について何も知らないのだ。)(『歎異抄』後序) 親鸞ほどの人間がものの善悪がわからない、というのだろうか。しかしここでいう善悪というのは一般的…
各人がそれぞれ自己自身にもっとも遠い者である ニーチェ 「道徳の系譜」のなかで引かれているドイツの格言。最も見えにくいものは自分自身である。(略) 私の看板であるこの顔、それをよりによって自分だけが見られないことの怖さに心が凍りつく。(朝日新…
失敗は私の問題点を知らせにきて下さる大切なお使い(東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究所編集)<二月の言葉>より この言葉から二つのことを考えてみました。 まず、「失敗は成功のもと」と言われますように、失敗をしてもそれを反省し…