お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

The Buddhas’ Logic(仏の論理)(1)

われこの利を見るがゆえに、この言を説く(『仏説阿弥陀経』) (『註釈版聖典』一二五頁) (略) 「我見是利、故説此言(われこの利を見るがゆえに、この言を説く)」と、お釈迦さまご自身が念仏往生の働きを目のあたりにしたからこそ、この阿弥陀経のご説…

What Will Be the Results ?(結果は?)

ある日の早朝、ウォーキングの途中に、大通りの信号機のある交差点に行き着いた時のことです。道幅は、中央分離帯を挟んで上り下り3車線ずつの、かなり広い道路です。日中は交通の激しい道路ですが、早朝はほとんど車の往来はなく静かです。ちょうど信号が赤…

The Moon and the Three Ships(一月三舟)

月といえば、仲秋の名月に代表されるように、秋の月は特にきれいに感じます。でも、季節を問わず、丸い月や、半月、三日月など、日中でもうっすらと空に出ている淡い月を見つけると、「あっ、月!」と、思わず心が高揚するものです。それに、子どもの頃は、…

The Ant and the Grasshopper(アリとキリギリス)

かの有名なイソップ物語の話の一つに、“アリとキリギリス”の寓話があります。その概略は次のようです。 「アリは、夏の間ずっと、冬に備えて食糧を蓄えるために一生懸命働きました。そのため、遊んでいる暇はほとんどありませんでした。一方、キリギリスは、…

To Grasp and Never Abandon(摂取不捨)(2)

また、親鸞聖人の左訓には(「摂取不捨」の意味を)、「ひとたびとりて永く捨てぬなり」(『註釈版聖典』五七一頁脚註)ともあります。ひとたび阿弥陀さまの御手(みて)に抱かれた者は、ずっと捨てられることはないのです。私たちは、いつ、どのような状況…