お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

阿弥陀如来はどこにおられるの? ( Where Is Amida Buddha ? )その(2)

「名体不二 ( The Name and Amida Buddha’s Body Can’t Be Dualized. )」とは、「阿弥陀仏の名号とその仏体とが一つであること」『浄土真宗聖典』です。ですから、私たちの口から念仏がこぼれる、まさにその場所には、阿弥陀仏が出現されているということで…

阿弥陀如来はどこにおられるの? ( Where Is Amida Buddha ? ) その(1)

「阿弥陀如来は、どんな仏さま?」 「阿弥陀さんは、無量の光、無量の命の仏さまという意味です。だから、誰もがいつでも、仏さまの救いに包まれているのです」 「じゃあ、阿弥陀さんは、どこにいるの?」 「西の方へ、ずっとずっと行ったところのお浄土にい…

五劫思惟の願 ( The Vow Considered for Five Kalpas )

Q 阿弥陀仏(法蔵菩薩)の本願のことをよく「五劫思惟(しゆい)の願」といわれますが、どういう意味を表しているのですか。 A 先にもうしたように、法蔵菩薩は、仏のさとりの領域が、そのまま衆生を迎え取る浄土となるような最高の仏国を建立し、さらに誰で…

『ありがたい深い話』( Edifying Deep Sermons ) (15)

遠く離れていようと、生きてさえいれば、互いに会える可能性を残しています。野辺の送りの悲しみは、その可能性がゼロになるからです。出会いがあればいつか別れが来るのですが、特に今生のわかれとなると、それが肉親であっても、友人であっても「あなたに…

楽しむ ( Enjoy )

浄土(真)宗では、浄土に往生して仏になった人は、再びこの世に帰ってきて、衆生を教化(きょうけ;衆生を仏道へと教え導くこと)して、救済すると説かれています。 その時の衆生を導き、救済活動をされる仏さま方の心境は、ただ「救済を楽しむこと」である…

『ありがたい深い話』(Edifying Deep Sermons) (14)

生活が豊かになり、物があふれている現代、科学技術の発展により便利さを確かに手に入れました。その代わりに大事なものをなくしてしまいました。「いのち」まで自分の都合のよいように「もの」として扱っています。 生きると言うことは、多くの動植物の「い…

急げ!急げ! ( Let’s Hurry Up ! )

実如上人が善従の逸話を紹介して、「ある人が善従の住まいを訪ねた時、まだ履物(はきもの)も脱がないうちから、善従が仏法について話しはじめた。側(そば)にいた人が、『履物さえまだ脱いでおられないのに、どうしてそのように急いで話し始めるのですか…

『ありがたい深い話』( Edifying Deep Sermons) ( 13 )

今、日本人の平均寿命は世界一の長さである。それでも死を迎えない人はなく、言わば死亡率の百パーセントは、ずっと変わらない。 まったく人生というと、生きることだけと思ってしまうが、実は死もまた、だれにも代わってもらえないわが人生なのだ。「生死一…