お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Right Now(差し当たり)

人生は一日一日の積み重ねである。ところが、私たちは「これからが本番だ」などと考える。しかしながら今この「差し当たり」が本番である。 良寛さんは「さしあたる そのことばかり 思えただ 帰らぬ昔 知らぬ行く末」と詠んでいる。過ぎ去った昔のことを悔や…

Elders’ Way of Life(年長者の生き方)

親鸞は晩年の境地を「自然法爾(じねんほうに)」(自然のまま、法のまま)と語った。私たちは老いを厭い、いつまでも若々しくありたいと思っているが、これは不自然なことである。まして自分の思い通りにならないとしかめ面をしてブツブツと不平不満をつぶ…

How to Live ‘Now’(「今」をどう生きる)

釈尊は次のように説いている。過去を追うな。未来を願うな。過去はすでに捨てられた。未来はまだやってこない。だから現在のことがらを、現在においてよく観察し、揺らぐことなく、よく見極めて実践すべし。ただ今日なすべきことを熱心になせ」と。 私たちが…

Couse and Effect(因果)②

前回の「因果」に引き続き、因果に関する世界の諺を少し集めてみました。[ ] 内は日本における表現です。 *蒔いた種は刈り取らなければならない。[蒔かぬ種は生えぬ] (西洋) As you sow, so shall you reap. *収穫は種を蒔いたあとに来る。[蒔かぬ種は生…

Cause and Effect(因果)①

仏教が説く因果は、自分の言葉や行動が巡り巡って再び自分を悩ますという形で現実化してくることを教えている。ことわざに「因果は巡る車の輪」とあるように、自分の蒔いた種が他人を通って再び自分に還ってくる。 この世の人間関係はすべてそういう形をとる…

A Dense Fog and Earthly Desires(濃霧と煩悩)

先日の朝5時、家の辺りは濃い霧が一面に立ち込めていました。視界不良の中をいつもの公園にウォーキングに出かけたのですが、そこでも、同様の状態でした。以前も、このような濃霧の中を歩いたことを思い出したのですが、あの時感じたファンタスティックな気…

In Myself, Too(私の体の中にも)

私の体の中にも「ありがとう」と お念仏の灯がともってくださる (東井義雄) (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<5月の言葉>より 心の中で「南無阿弥陀仏」(「ありがとうございます」)と念仏がこぼれます。無意識のうちにも、ポッと「と…