2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
蓮如上人は、「今日という日はないものと思いなさい」と仰せになりました。上人は、どのようなことでも急いでおかたづけになり、長々と時間をかけることをおきらいになりました。そして、仏法を聞く身となった上は、明日のことも今日するように、急ぐことを…
日日(にちにち)是れ好日 / 録碧巌(へきがんろく) 「一五日已前(いぜん)は汝に問わず、一五日已後(いご)、一句を道(い)い、将(も)ち来(きた)れ(昨日までのことは問うまい。いま、お前たちはどう生きるのだ)」 雲門文偃(うんもんぶんえん)は…
お浄土を信じるといっても、有るとか無いとか決めようとしたら間違ってしまうのです。有るとか無いとか分別しないところにお浄土はあるのです。人間の分別のとどかない世界のことを浄土と呼びます。お浄土がどこにあり、「それはこういうところだ」と分別し…
無生(むしょう)の生(しょう)とは、極楽浄土に生まれることをいうのである。浄土に生まれるのは、迷いの世界を生まれ変わり死に変わりし続けるというような意味ではなく、生死を超えたさとりの世界に生まれることである。だから、極楽浄土に生まれること…
「悪人正機」について [ マイペディア百科事典 ] にはこのように書かれています。 「浄土真宗の開祖親鸞の根本思想。『歎異抄』に < 善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや > とある。善人(自力作善の人)は自己の能力で悟りを開こうとし、仏に頼ろうと…
「善人なをもて、往生をとぐ、いはんや悪人をや 」。これは親鸞の言葉(『歎異抄』第三条)として、大変に有名だ。「善人が阿弥陀さんの浄土に往生できるのなら、ましてや悪人は言うまでもない」という意味だ。 これを読んだ「常識人」は、無条件に、「それ…
仏教のお経は、大量に存在する。そのため、それらをどう整理し、何が重要であるかを示す必要性が生じた。 親鸞聖人のみならず、各宗派の祖師方は多様な数多くの仏典を引用し、仏教全体を総合的に理解しつつ、それぞれの教義の正当性を明らかにしていった。 …