お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

2022-01-01から1年間の記事一覧

拒食症ではないか、偏食していないか (Do We not Suffer from Anorexia, or not Have Unbalanced Diet?)

どんなに珍しい御馳走を揃えて、客人をもてなしても、その御馳走を食べてくれなければ何にもならない。それと同じように、道を求める仲間たちが集まって、教えを聞いても、阿弥陀如来の明るい眼にめぐりあう人がいなければ、すべてが無駄になってしまう。目…

嫌なことが修行 ( What Is Disliking to Us Is Training )

「他人の欠点はよく目につくものである。だが自分のことになるとさっぱりわかっていないではないか。もし自分の悪いことに気がついたならば、これはよくよく悪いからこそ気がついたのだと思って、心を改めるがよい。いつもまわりの人の言うことには、謙虚に…

逆境も大事なご縁(Adversity Is Also Important Ties)

南無阿弥陀仏の教えをいただく者は、どんな悲しいことに出会っても、どんな都合の悪い境遇にあっても、それは素晴らしい阿弥陀如来の眼をいただく大事なご縁なのだ、ということをわすれないように。常に阿弥陀如来の明るい眼の働きを喜ぶ人になりたいもので…

宝物か、凶器か( Treasure or Weapon )

阿弥陀如来の明るい眼がわかっていない人が、南無阿弥陀仏の教えを振りまわすことは、幼児が鋭い包丁を持っているのと同じである。なぜならば、包丁は便利なものであるが、幼い子供が持てば、手を切り、けがをしやすい。働きをよく知っている人だけが、その…

教える喜び ( Delight to Teach Buddhism )

人に南無阿弥陀仏のお話しをして、相手が喜んでくれるならば、その喜ぶ人以上に自分自身が、有り難く尊く思うがよい。自分が偉くて人に教えたのではなく、阿弥陀如来の明るい眼の働きで喜ぶ人が現れたのだと、阿弥陀如来の働きを有り難く思うがよい。 【 現…

みんな阿弥陀さまの働き ( All of Things Are by Amida Buddha's Work )

『御文』を声を出して拝読し、みんなに聞かせることも、阿弥陀如来の働きそのものなのだ、と思うがよい。一言一句であっても、阿弥陀如来の眼とめぐりあって、その上に人に語るならば、その生き生きとした姿にまわりの人々の頭は文句なしに下がるし、自分の…

阿弥陀さま不在の時( When Amida Buddha Is Absence )

「来る年も、来る年も、空しく過ごすのは、阿弥陀如来の明るい眼を忘れているからである」と、いつも蓮如さまは教えられた。 【 現代語訳 『 蓮如上人御一代記聞書 』 高松信英 法蔵館 】 蓮如上人の非常に厳しい言葉です。阿弥陀如来に救われるための聴聞で…

明るい眼、生き生きとした生活 ( Bright Eyes and Lively Life )

「阿弥陀如来の明るい眼にめぐりあった者は、誰でもまわりから見ればとうとい、素晴らしい人に見える。これは、その人が素晴らしいのではない。私たちの欲望の眼で生活すれば、暗い干からびた毎日しかない。だが、阿弥陀如来の明るい眼をいただいて生活する…

物に軽く、心に重く(It Is Iight to a Thing and Is Heavy in a Heart )

蓮如さまは教えられた。「家を建てる時、雨漏りしなければそれでよいではないか。分不相応な贅沢は避けるがよい。着るものでも、高価なものを身につけようとするのは浅ましいことである。姿かたちにとらわれず、見えない心の世界を大事にし、教えに耳を傾け…

最高の不思議(The Best Strangeness )

蓮如さまは大阪の御坊で、集まった人々に話された。「この世の中には、秘事、秘伝だといって、わけのわからないものを気違いのように信じ込んでいるものが多いが、そのようなものは、みんなたいしたものではない。阿弥陀如来の明るい眼に頭が下がった者は、…

教えと一緒なら寂しくない(He Is not Lonely If with the Buddhist Teachings)

金森の善従に、ある人が、「近頃は寂しくお暮しでしょう」と話しかけると、善従は「私は八十になるが、この歳まで、寂しいと思ったことは一度もなかった。なぜかと言えば、私は幸運にも、阿弥陀如来の明るい眼にめぐりあい、毎日、親鸞さまの和讃やお念仏の…

お世辞はいらない ( We Don't Need Compliments ) 

蓮如さまは「みんながやってきて、私を喜ばせようと思って、いろいろな話をしてくれるが、何を聞いても私は心なごむ思いがしない。一人でもよいから阿弥陀如来の明るい眼をいただく人が現れたことを私は聞きたい」と、独り言のように言われた。蓮如さまは、…

本当に素晴らしい人 ( A Really Wonderful Person )

蓮如さまは教えられた。「この世の中を上手に立ちまわる偉い人でも、阿弥陀如来の明るい眼(まなこ)に背を向けている人は、自分の都合で働く人だから、本当に信用することはできない。たとい、片目がつぶれ、歩くことも困難な人であっても、阿弥陀如来の眼…

今日しかない ( We Only Have One Day Today )

「今日一日しかないと思う心を忘れてはならない。まだまだ日があると思うと、どうでもよい欲望が起こり、一日を空しく過ごすようになるから」。これは覚如さまのお言葉である。 【 現代語訳 『 蓮如上人御一代記聞書 』 高松信英 法蔵館 】 「今日しかない」…

若いうちに聞け(Hear Buddhism When You Are Young)

熱心な仏教信者と言われるお方が、教えられた。「仏教は若いうちにしっかり聴きなさい、年を取れば、お寺に歩いて行くのも大儀になるし、聞いていてもすぐに眠くなってしまう。だから、若いうちに聞かないと取り返しがつかなくなるのだよ」と。 【 現代語訳 …

最高の出来事 ( The Best Event )

蓮如さまが御堂を建築されたとき、法敬坊が「思いもかけない素晴らしい御堂ができました。眺めも素晴らしいですね」と申し上げると、蓮如さまは、「私は、それよりももっと不思議な、素晴らしいものをしっているよ。それは、駄目人間が目覚めた人になること…

あきらめるな( Never Give Up )

堅いものの代表は石である。柔らかいものと言えば、水である。その柔らかな水が、長い間には、堅い石に穴を開ける。「心を集中して事に当たれば、釈尊のように目覚めることも決して夢ではない」という先人の言葉もある。何もわからない駄目人間でも、一生懸…

親鸞さまのように( Like Saint Shinran )

蓮如さまに、ある人が親鸞さま在世の頃のことについて、「これはどういうことでしょうか」と質問をすると、蓮如さまは、「私にもよくわからない。だが、わからないことが出てくると、私は親鸞さまが歩まれたように歩むだけなのだ」と言われた。 【 現代語訳 …

明るい人が増える、それで満足 (Cheerful Persons Are Increasing, That Satisfy Us)

蓮如さまは、述懐された。「私はなにごとも思うように成し遂げることができた。省みる者も少なかった親鸞さまの浄土真宗の教えを、全国に広めることもできたし、本堂御影堂も山科の地に建立できたし、本願寺の住職も実如にゆずり、大阪にお堂をたて、隠居す…

一番不思議なこと( The Most Mysterious Thing )

法敬坊が蓮如さまに申し上げた。「いただいた南無阿弥陀仏の名号が火事で焼けてしまいましたが、不思議なことに、焼けた後の灰が六体の仏になりました。これは一体どういうことでしょうか」と。そのとき蓮如さまは「それは不思議なことでも何でもない。仏が…

お前の頭は下がっているか ( Do You Bow Down Your Head ? )

如来さまの前に、長い間教えを聞いてきたベテランの信者が大勢集まったとき、蓮如さまは「このなかに、本当に阿弥陀如来の明るい眼に頭が下がった者が何人いるだろうか。一人か二人有るか無いかであろう」と言われた。「その時その場にいた者はみんな肝を潰…

まず教えを説く者が聞け(First, a Person Who Preach the Teachings should Hear)

人を教え導こうとする者は、まず自分自身が教えに親しみ、阿弥陀如来の明るい眼とめぐりあうことが大事である。その上で、教えを説くならば、聞く人も無理なく自然に阿弥陀如来の心とご縁が結ぶことができるに違いない。 【『 現代語訳 蓮如上人御一代記聞書…

命の輝きを感じた 五月

( 特別編 ) 今年の五月は私には、例年にない温和な気候を感じて、春らしさを満喫できました。 ひとりでに「楽しや五月草木はもえ、小川の岸にスミレにおう……. 」と、モーツアルト作曲の歌詞、「五月の歌」が、口をついて出たことで、気持ちが晴れやかに。…

一日でも早く幸福になる (People Ought to Become Happy as Soon as Possible )

外を見るな、自分の内側を見よ 美術的にすぐれた仏像を拝むことは、心を清らかにする、尊くすばらしい修行だ。 死者の霊を弔うことも、感謝する心を育んでくれて、これも尊くすばらしい。 しかし、親鸞の教えのギリギリのところを学びたいなら、この思考のパ…

よくぞ人間に生まれてきた!(It Was Good and Was Born as a Human Being )

苦悩の荒波が静まる、たった一つの方法 自分の生命のエネルギーの源泉について、たまには、考えてみないか! 親鸞は、その源泉を「光明の広海」といっている。ときには、「大悲の願船」ともいっている。それが、阿弥陀仏でもある。 わたしたちの生命のエネル…

楽しく生きるのが、仏さまへの恩返し ( We Live Happily Come to Repay the Buddha Kindness )

● 私たちは生まれた瞬間からお世話になりっぱなし 一瞬でも、自分だけの力では、生きてこられなかった。けさ食べた、バターを塗ったパン、フライパンで焼いた卵のおかげ...... 。きのうの晩にいただいた、おさしみと、ほうれん草と、トンカツのおかげで生き…

ゆっくり生きたいなら、そうしなさい ( If You Want to Live Slowly, Do It So )

いつかがんばれるときも来る がんばれ! がんばれ! 国中が、この言葉にあふれている。 がんばれない人がいる。がんばりすぎて疲れてしまったのだ。 がんばれなくなると、すぐ、ダメ人間にする。そんなとき、気が向いたら、がっしょうして、端正な仏像に一心…

人が喜び、自分も喜ぶのがいい ( It Is Good that Peoples Are Glad and Also Oneself Is)

親鸞が一生貫いた「自利他利」の生き方 自分を犠牲にして、他人のために尽くして生きる。これが「他利」の人間学。 戦時中の話ではあるが、自分の命まで、国家のためにささげた。 戦後になった。こんどは、こんどは、自分の利益のために働く。「自利」の謳歌…

人生を楽しまないのは、恥ずべきこと (It Is Shamefulness that We don’t Enjoy Our Lives)

自分を大切にする、とはこういうこと 個人を大切にする。自分の考えを、大切にする。 個人主義は、一人ひとりの人間の価値や権利を尊く思ってくれる。すばらしい! 自分の夢を、自分で描く。自分の目標を、はっきり持って実行する。 人生にとって、いちばん…

確信があるなら突き進め ( If You Have Every Confidence, Push Forward. )

親鸞の教えはなぜ画期的だったのか? つぎは、親鸞の妻、恵信尼の手紙文である。 ただ後世のことは、善き人にも悪しき人にも、同じように、生死出(いず)べきみちをば、ただ、一筋に仰せられ候。 親鸞が妻の恵信にいつも語っていたことはこういうことですと…