お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Compassion in the Pure Land Path(浄土の慈悲)

 「浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏になりて、大慈大悲心をもって、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。」その浄土の慈悲というのはどういう慈悲かというと、必ず浄土に生まれて仏さまにしていただく私である、ということをわからせて下さる慈悲です。そうして仏さまにしていただいたら、今度はこの世で助けることのできない人々を自由自在に助けることができる。これが「浄土の慈悲」です(大峯 顕)(2)
(英訳)
“Compassion in the Pure Land Path should be understood that one attains
Buddhahood through saying the nembutsu and that, with the mind of great
compassion, benefits sentient beings as one wishes.” What compassion is that in the
Pure Land Path? It is compassion that makes us understand that we are sure to attain Buddhahood. And when we have been made to attain Buddhahood, we can freely
save people as we wish whom we cannot do in this world. This is“compassion in the
Pure Land Path.”

 
 お世話になったAさんが亡くなられました。必ずや元気になって、再び活躍されることを当然のことのように思っていただけに、本当に残念です。もっと活躍してほしかった....。でも今度は浄土の慈悲をもって、自由自在に活躍されるのですから、この上なく力強いことです。
 御臨末の御書のお言葉が思い浮かびます。
「我が歳きはまりて、安養浄土に還帰すといふとも、和歌の浦曲の片男浪の、寄せかけ寄せかけ帰らんに同じ。一人居て喜ばは二人と思ふべし、二人居て喜ばは三人と思ふべし、その一人は親鸞なり。」
 Aさんも、私たちのすぐそばに来ておられるのですね。