お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

To Swallow( 真受け )

 どんなに教学を熱心に研究しても、信心がなかったら決してお浄土へは参れません。助けると言って下さる如来様の言葉を真受けにしなければだめなのです。真受けというのは、丸ごと、そのままに受け入れるということです。如来さんはああ言うておられるけど、わたしももうちょっと考えてから、信じることにしよう。これじゃいけません。必ず助けるとおっしゃってるんですから、助けるというお言葉をそのまま丸ごと受け入れたことが助かったことなんです。    (大峯 顕)(1)
However hard we study dogmatics of Buddhism, we cannot be born at all in the Pure
Land without‘shinjin’ . We must swallow the Tathagata's words that he says he will
save us without fail. ‘To swallow ’ means to accept the words whole as they are. It is
no good to think that though the Tathagata says so, I am going to believe the words
after I think them a little further. The Tathagata says he surely saves us , so it is for us
to have been saved that we have swallowed the whole words to save us as they are. (ミーコ訳) 

 ここで「如来さんはああ言うておられるけど、わたしももうちょっと考えてから、信じることにしよう。これじゃいけません。」と先生は言っておられますが、「いけない」と言われる理由を考えてみました。
 つまり、如来様が「助ける」とおっしゃるのは「今」助けるということですから、それを真受けにするということは、間髪を容れずに、今ここで、そのままを受け取ることだからだと思います。「もうちょっと考えてから」とか「今はその気になれないから」と思うのは、自分の思いを付け加えていることになります。「そのまま」でなくなってしまいます。因みに swallowの多用される意味は「飲み込む」ということですので、「真受け」ということは、如来様の「助ける」とおっしゃるそのお言葉を、今ここで、間髪を容れずに丸飲みすることだと言えます。自分の思いを入れたり、だらだらと引き延ばしている暇はないということでしょう。

※ これから大峯先生の言葉も取り上げていきたいと思います。
 大峯先生の言葉は私には、キラキラと輝くように響いてきます。その言葉を英訳することで、より深く先生の説かれる仏の教えを理解できるように思います。それは英語に直す場合、文意を正しく表わすには、どの単語やフレーズが適切なのかとか、文の構成はどうしたら良いのか、文法的に正しいのか等、いろいろ考えることが多いのですが、それが文意を理解することにつながるからです。できるだけ英訳を試み、楽しみながらやっていこうと思います。