お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

A Give-and-Take Relation(持ちつ持たれつの関係)

 私はある時期、約一年半、夫の介護に携わりました。介護する側の私としては、全面的に介護を引き受ける心構えをして、そのことを当たり前だと思っていました。しかし夫からは意外にも時には、「すまんなぁ、迷惑かけて」という言葉が返ってきたことがありました。その言葉には、私に対する遠慮や、気遣いといったものが感じられ、そんな時私は思ったものです。「介護する側の私は肉体的に多少疲れるかもしれないけれど、される側の夫は、精神的な疲れが相当強いに違いない、それなら介護されるより、介護する側の方がよほど気が楽かもしれない」ということでした。このような介護の場合は、与えるばかり(give-and-give)と受けるばかり(take-and-take) の関係なので、特殊な場合と言えるでしょう。与える側は何とも思わなくても、受ける側には、精神的なプレッシャーが、相当あるのではないかと思われます

 ところで、持ちつ持たれつの関係を一般的な日常生活において考えた場合はどうでしょう。両者の関係がうまく行くには、そこに持ちつ持たれつの調和が必要とされるでしょう。与えるばかりでも、受けるばかりでも調和のとれた関係は成り立ちません。やはりバランスのとれた持ちつ持たれつの関係が成立してこそ、お互い気持ちよくつきあっていけるのではないでしょうか。
 これは最近、私が介護を通して学んだ思いと相まって、あるドキュメンタリーを見て感じたことです。


My impressions:
In our daily lives, a give-and- take relation is worth being considered. If a person only
takes kindnesses from others, he will feel pressure in his mind. This is because he
cannot repay them for their kindnesses. On the other hand, if a person only gives
kindnesses to others, he may not sense the reserve on the other side. It is very
important to keep a give-and- take balance between both the sides in order that the
two sides may get along with each other.