お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Frail and Lonely, Thatcher Lived Her Last Years(サッチャーの寂しい晩年)

Frail, her memory failing and with few visitors for company, Margaret Thatcher's
final months were a marked contrast to her zenith striding the global stage.
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Eventually she gave in being a frustrated stateswoman and heartbroken widow, and
contented herself as a kindly old lady befriending a cat she took in. She died of a
stroke April 8 at age 87. ( the JT Weekly )
(訳)
 衰弱し、記憶も失われて話し相手もほとんどなく、マーガレット・サッチャーの晩年の数ヶ月は、世界の舞台を闊歩した絶頂期とは著しい対照をなすものであった。
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 結局、彼女は欲求不満の政治家、かつ悲嘆にくれた未亡人という自分自身の現実の姿に屈したのである。そして飼い猫の世話をする優しい老婦人としての自己に満足したのだった。彼女は脳卒中で4月8日、87歳で亡くなった。(ジャパンタイムズ・ウィークリー)


 強い個性と強力なリーダーシップで、鉄の女(Iron Lady)の異名をとったサッチャー元英首相の死は、世界に衝撃をもって受けとられました。このような強靭なサッチャーでも、晩年は認知症や病気を抱えながら寂しい晩年を過ごしていたようです。有名人で、しかも華々しい活躍をした人ほど、晩年のひ弱い姿は、輝いていた頃とのギャップが大きいだけに、一層目を引くものです。
 誰しも、晩年は身も心も弱くなるもの、これが人生の真実なのですね。