お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Love, Not Hatred !(憎しみではなく愛を!)

“ No one is born hating another person because of the color of his skin, or his
background , or his religion. People must learn to hate, and if they can learn to
hate, they can learn to love, for love comes more naturally to the human heart
than its opponent.”
___Long Walk to Freedom: The Autobiography of Nelson Mandela

(訳)
「肌の色や育ち、宗教の違いなどの理由で、他人を憎むように生まれてくる人などいない。人は憎むことを学ぶのである。もし憎むことを学べるなら、愛することも学べるだろう。愛は憎しみよりも、もっと自然に人の心に届くものだから」         (ネルソン・マンデラ自叙伝「自由への長い道」より)


‘ You will not likely see the likes of Nelson Mandela, again. He achieved more than
could be expected of any man.’
___ U.S. PRESIDENT BARACK OBAMA (The JT On Sunday)
(訳)
‘我々はおそらくネルソン・マンデラのような人物には二度と会えないだろう。彼はどんな人にも期待されていること以上の多くのことを成し遂げたのだ。       ____ バラック・オバマ アメリカ大統領                       (ジャパンタイムズ オンサンデーより) 


 南アフリカ共和国での反アパルトヘイト(人種隔離)闘争の元指導者で、ノーベル平和賞受賞者ネルソン・マンデラ元大統領が死去しました。このマンデラ氏について、朝日新聞はこのように報じています。「白人支配層が非白人の居住地や職業、移動などを制限したアパルトヘイトに反対する運動を指導し、27年半に及ぶ獄中生活を経て、旧白人政権との対話を通じアパルトヘイト撤廃と民主化を実現。新生南アフリカの大統領として人種・民族間の和解を進めた」。
 
 このマンデラ氏の成し遂げた輝かしい業績の背後には愛の力があったことが、上に取り上げました氏の言葉からもわかります。また、人種隔離闘争によって人種間の憎しみの連鎖を断ち切ったものは、愛の力であり、その強さであっただろうことも容易に推測されます。

 一人の人間でも、マンデラ氏のような人であれば、これほどの偉業を達成できることに驚嘆するばかりです。まして阿弥陀如来なら推して知るべしでしょう。生きとし生けるものを救うという慈悲そのものである如来の御心からは、底知れずの愛を感じるのです。