お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

A Farewell to Vanity(空しさよ さようなら)

 本願力にあいぬれば                          
 空しく過ぐる人ぞなき(東井義雄)


 部屋に掛かっている月めくりのカレンダーも、今はもう12月も半ばを過ぎて、その有効期限も残すところ10日余りになってしまいました。月日が猛スピードで過ぎ去っていく感じがします。今月のカレンダーの言葉は上記の通りですが、私にはとても力強く感じられます。本願力に遇うまでは、心の奥底ではいつも空しさを感じていたと言っても過言ではありません。心の声に静かに耳を傾けるとき、常に空しさが、ちろちろと燃えていたように思います。
 今、この言葉と共に思い出されるのは、前にブログで取り上げた甲斐和里子さんの歌、「一輪の花をかざして今日もまた 浄土へ帰る旅をつづけん」です。
 本願力に遇うということ….。それは、今日からの旅が念仏という花を心に咲かせて歩む、浄土への旅に変わるということ。空しさが喜びに変わるということ。そして、空しく過ぎた過去の私に別れを告げることだったのです。
   
本願力にあいぬれば
空しく過ぐる人ぞなき                          
Should one attain the perfect enlightenment,
No one leads a vain life.