お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Birth-and-Death Transmigration(生死輪廻)

 人生を常識的に考えている人は、死んだら何も無くなると思っているでしょうが、仏さまに聞きますと、死んでもまた生死なんですね。簡単に死ねたらいいですが、死ねないのです。また生死の世界に生まれて、また死ぬのは嫌だと思って生きなくてはならないのです。つまり生死とはどういうことかと言うと、ほとんどの人は死ぬのは嫌だなと思って生きているでしょう。その思いを死後にもやはりどこまでもくり返してゆく。これが生死輪廻の中にある凡夫のあり方です。阿弥陀仏の本願を信じている人は、阿弥陀様のお浄土に間違いなく生まれさせていただくんだから、安心しております。死んでいくことはそんなに嬉しくはないけれど、死ぬことに不安はありません。これはご信心のひとの人生です。その人はもう生死の問題を解決したわけです。安心して死んでいけるからです。             
   【 『悪人成仏 「歎異抄」第三条』 大峯顯 百華苑  】     
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 「仏様に聞きますと、死んでもまた生死なんですね」「その思い(死ぬのは嫌だなと思って生きている事)を死後にもやはりどこまでもくり返してゆく」。こういう言葉を聞きますと、もし阿弥陀仏の本願が無かったらと、絶望的になります。仏教は、今生だけを問題視しているのではないのですから。          


 阿弥陀仏の本願を信じる人になって、誰もが安心して死んでいける身になりたいですね。 
( I want everyone to be enlightened by the Primal Vow of Amida Buddha and
be able to die in peace. )


※生死(しょうじ)[ 広辞苑 ]
  [仏] 生と死を繰り返すこと。迷妄の世界に流転すること。輪廻。