お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Birds Drawing My Interest(興味を引かれる鳥)(1)

 ここ数日のうちに、西の方からどんどん梅雨入りが始まっています。そして、いつも行く公園では、初夏の到来を告げるカッコウの鳴き声が聞こえるようになりました。そのきれいな声は、梅雨空のうっとうしさを晴らす一服の清涼剤です。              


 ところで、広辞苑によりますと、このカッコウ科に属する鳥にホトトギスがいます。カッコウに似ていますが、それより少し小形だそうです。鳴き声は「テッペンカケタカ」と聞こえます。私の住む辺りでは聞いたことがありませんが、これまでに、山地の樹林などで何回も聞いたことがあります。カッコウに劣らず透き通ったきれいな声です。        


 そのせいでしょうか。江戸時代の俳人宝井其角(たからいきかく)という人は、次の歌を作っています。「あの声でとかげ食らうかほととぎす」(あの美しい声で鳴くほととぎすが、まさかとかげを食うとは驚いたものだ:人も、物ごとも、見かけによらぬもので、外見と中身が異なって驚かされることが多いということ)[故事ことわざ事典]。        


 さらに、これら二羽の鳥には、共通した「托卵(ある鳥が他種の鳥の巣に産卵し、その鳥に卵をかえさせ、成長するまで世話をさせること)」という珍しい習性があるといいます。それを歌ったのが次の歌です。「うぐいすの卵(かいご)の中のほととぎす」(ホトトギスは、自分で子供を育てず、ウグイスの巣に卵を生みかえさせることから、子であって子でないということ)[広辞苑]。この行為は、人間の「育児放棄」に結びつくのではないでしょうか。


 このように、私たちの生活には、小鳥に限らず多くの生き物から学び、また感じさせられることが多いものです。人間と共通する所があり、興味を引かれます。    
( Thus, we have various kinds of things in our lives that make us learn and notice
from not only birds but many other living creatures. They have something in
common with humans, drawing my interest. )