お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Shrill Cicada Chirps(蝉時雨)

 蝉と言えば、私の住む地域ではアブラ蝉が主流です。特に暑さの厳しいこの時期、多くが一斉にジーッと鳴くアブラ蝉の蝉時雨(せみしぐれ)には、一層暑さが増幅されるようで、比較的涼しい早朝のウオーキング中でもじわ〜っと汗が出てきます。          
 でも、ほんの10日ほど前から、少し様子が変わってきました。アブラ蝉に混じってヒグラシの鳴き声が聞こえ始めたのです。初めは一匹、二匹と聞こえていたものが、3日目あたりからは、早朝の公園のあちこちの木々の茂みからは、ヒグラシの蝉時雨が聞こえています。そして今は、声量の豊かなヒグラシがアブラ蝉を圧倒しているのです。         
 「カナ カナ カナ」と高くて澄んだ美しい鳴き声は哀愁を帯び、どこか物悲しい気持ちになります。地上に出て、成虫となってからはわずか一週間ほどの短い命です。その間、力の限り鳴き続け命を終えるのです。時々見かけるのですが、地面の上にコロンと転がった亡骸(なきがら)が、一層哀れみを誘います。                     


 私自身の決して長くない命が、ヒグラシの儚い命に重なり、ほんのしばらくとは言え、いやおうなしに物の哀れを思う日が続きそうです。( My own life, which is not at
all long, overlaps with a higurashi cicada’s life. It seems the days will continue when
I irresistibly feel pathos though that term may be only for a while. )