お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Free Salvation(自在の救い)

 念仏申し浄土へと先だっていかれた方々は、この世界にかえり来て、私たちを念仏の教えに導いていてくださっている。                           
 親鸞聖人は仰せになる。                             
  安楽浄土にいたるひと                             
   五濁悪世にかえりては                            
   釈迦牟尼仏のごとくにて                           
   利益衆生はきわもなし                            
 浄土で仏となった方は、大いなる慈悲の心をおこして、迷いのなかで苦しむすべてのものを救いたいとはたらき続ける。さまざまな縁を通して私たちを仏前に誘(いざな)い、仏法聴聞を勧めてくださっている。そのはたらきは、釈尊が巧みに人々を教化(きょうけ)されたように、自在であり限りがない。                         
 私たちは、多くの先人たちの導きによって、同じように浄土への道を歩ませていただく。この道は、凡夫が浄土で仏となり、自在の救いを行うことができる尊い道である。    
   【 『拝読 報土真宗のみ教え』 編集委員会 本願寺出版社 】        
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 上記に「巧みに人々を教化されたように」とありますように、『安心決定鈔』には、「往来娑婆八千遍」(釈尊衆生教化のために、この世にすでに八千遍も往生している『梵網経』)と書かれています。このようにお釈迦様が自在に衆生済度にこの娑婆を往来されたのと同様に、浄土で仏となった方々もまた同じ道を歩んでおられるのです。「この道は、凡夫が浄土で仏となり、自在の救いをおこなうことができる尊い道である」。本当に有り難い道だと思います。                                    


Those who reach the Pure Land of happiness return to this evil world of five defile-
ments where, like the Buddha Sakyamuni, they benefit sentient beings without
limit. (安楽浄土にいたるひと ……………….. 利益衆生はきわもなし)