There Is No Truth(真実味がない)
手品師さんのブログ「涙流しながらの自慢」(2018・12・1)を読ませてもらって、人間の自力の強さというものを改めて感じさせられました。
お釈迦さまは大無量寿経に「心口各異 言念無実(心に思っていることと口に出して言うことが一致せず、真実味がない)」と仰っています。仏さまが見られた人間の心というものは、万事このようであって、真実味がないと教えられているのです。
ところで、ブログで「そういう要素が入っている信心はぜんぶ自力作善です」と書かれている部分は「自力の心が混じった信心は全部自力の心で作る信心です」と表現できると思います。つまり、自力の信心ですから真実の信心ではありません。
しかし幸いにも真宗で教えられる信心は、こちらから差し向ける信心ではなく、阿弥陀仏から賜る信心ですから、他力の信心と言われる所以です。自力無効ということであり真実味が無く、しぶとい自力は間に合わないということです。阿弥陀さまにお任せするよりほかはありません。
心口各異 言念無実
( What they think and what they say are different; their words and thoughts have
no truth. )
※参照 http://d.hatena.ne.jp/tarou310/20181201 (涙流しながらの自慢)
<手品師さんブログ>