お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

親族間での殺人事件(Murder Cases in Relatives)

 最近の統計によりますと、日本の殺人事件の約5割は、親族間で起きているそうで、驚いています。そういえば、最近よく、親子間や夫婦間での殺人事件を耳にすることが多いように感じられます。                                 

 たとえば、何かの原因で親子間に亀裂が入るとどうでしょう。仲睦まじかったはずの二人の関係は、冷戦状態に陥ります。愛憎相半(あいぞうあいなか)ばするとか、愛は憎しみの裏返しとか言われますから、事は、他人同士と比べると、より深刻に感じられるものです。親子双方とも苦しむことでしょう。                         

 ところで、仏教は人生の苦の総称を「四苦八苦」と教えています。「生老病死(しょうろうびょうし)」を四苦、それに次の四つを加えて八苦といいます。愛別離苦愛する人や物と別れなければならない苦)、怨憎会苦(おんぞうえく;憎らしくて会いたくない人に会わなければならない苦)、求不得苦(ぐふとっく;欲しいものが得られない苦)、五蘊盛苦(ごうんじょうく;人間存在そのものの苦しみ)。                     

 「この四苦八苦の中で、親子の確執の場合は、怨憎会苦が最も苦しいものに感じられるでしょう(Between parent and child like the above instance, suffering that they must

see the other party they grudge and hate will be felt the most painful in the eight

agonies.)」

 言うまでもありませんが、この苦に陥らないためにも、日ごろから家族は仲良くしなければなりません。