お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

来世は人間に生まれてね ( I Wish Ren Would Be Born Man in the Next World ) 

 先日、久しぶりに長男宅を訪れました。長男家族は雄のポメラニアンを飼っているのですが、小型犬でとてもキュートです。愛称は蓮(れん)、現在15歳で、人間でいうと80歳に近い年齢だとか。ひところと比べると、茶色だった毛が白っぽくなっていました。近頃は風邪をひいたり、お腹を痛めたりと、医者通いも多くなったといいます。         

 私にとって、犬は見ているだけなら可愛いと思うのですが、子供の頃から少し苦手でした。本能的に怖いという感覚がぬぐい切れていないから、といってもいいでしょう。でも、蓮が甘えるように近寄りペロペロと私の手をなめながら、何だか「抱っこして」とでもいうようなしぐさを見せたように思った時、勇気を出して背後から(後ろ向きに)ひょいと抱き上げることができたのです。想像していたよりもズシッと重く、抱き心地がよく、おとなしくて、とても可愛いと思いました。                            

 蓮の日常は、散歩に連れていってもらうのを楽しみにし、また、家の中をあちこち行ったり来たり、ケージに入って休んだり、机やテーブルの下で寝転んだりして過ごしています。                           

 そんな姿を見て、「あゝ、こんなふうにして蓮の一日一日は過ぎていくんだなぁ」、とふと思いました。そして、今度生まれる時は是が非でも人間に生まれてほしいもの、と思ったのです。                                      

「言うまでもありませんが人間に生まれなければ仏教は聞けないからです。( It goes

without saying that every living thing cannot hear the Buddhist teaching if it is not

born a human being. )」。もう老齢の、そして私との縁の深い蓮だから、一層その感を強くしています。                                   

 

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