お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Rare Hobbies(まれで珍しい趣味)

 秋もたけなわ、草むらにはタデ(イヌタデ)の花も咲いています。タデと言えば「タデ食う虫も好き好き」と言われますように、人の好みは各人さまざまです。この好みに関して、これまで見たり聞いたりしてきた中で、珍しいと思われる趣味について少し考えてみることにしました。代表的なものとして取り上げてみたいものに次のようなものがあります。「魚の骨の組み立て」、「雲の観察」、「苔(地衣類を含む)の観察」、「洗濯機の水の流れを眺める」、「ぬいぐるみ遊び(40代男性)」、「心霊スポット巡り」、「真夜中散歩」、「人間観察」等です。
  
 少し説明を加えることにします。まずは「魚の骨の組み立て」から:アジやタイやカレイ等、いろいろの魚を食べた後に残ったバラバラの骨をきれいに洗って、元の骨格に復元するそうです。とても細かい作業で、根気も要るようですが、この趣味の人こそ、まさに骨まで愛する人なのでしょう。次に「雲の観察」:これは地上からではなく、飛行機から観察するそうです。下から見ると、雲は平面的で高低差がわかりにくいけれど、飛行機からだと、激しく変化する雲の豊かな表情が立体的に見られるとのこと。ほかの乗客が眠っていても、この(趣味の)人、1人だけ窓の外を眺め続けているので、客室乗務員が不思議がっていたとか。「苔の観察」:小型の拡大レンズで地衣類などを観察します。山の沢で、水のしたたる岩の上に生える苔をレンズで観察している男性の顔は、水に濡れてビショビショのようでした(テレビで見ました)。それほどまでに苔は、その人を惹きつけるのでしょうね。「洗濯機の水の流れを眺める」:洗濯中に、洗濯機の中でぐるぐる回る水の流れを、何も考えずにただボーッと眺めているのが楽しいとのこと。「ぬいぐるみ遊び(40代男性)」:これは小さな女の子ではなく、40代の男性であることに興味を引かれました。「心霊スポット巡り」:私にはとても怖くて考えられないことなので珍しい趣味だと思いました。「真夜中散歩」:真夜中ですので、「草木も眠る丑三つ時」と言いますから、午前2時頃の散歩でしょうね。でも、これって健康的?そして安全?(でしょうか)。この疑問は、最後の「人間観察」が趣味という人にお任せしたいと思うのですが… 。
 
 タデに戻りますと、この草(ヤナギタデ)の葉はとても苦いそうですね。他にいっぱい草があるのに、よりにもよってその苦い草を好んで食べる虫もいることから、「タデ食う虫も好き好き」と言われるようになったそうで、この諺は人の好き嫌いもさまざまであると解釈されています。十人十色とも言われますように、10人いれば10通りの、100人いれば100通りの好みや考え方があります。今、人の趣味を色で表すとしますと、この世の中、さまざまな色でいっぱいになるでしょう。こういう目線で見ますと、さまざまな人の色が織りなす人間模様が見られるようで、なんだか世の中面白いな、と思えてきます。



タデ食う虫も好き好き                           
There is no accounting for tastes.(人の好みは説明できない)      
十人十色                                
So many men, so many minds.(人の数だけ心がある)            
Every man has his humor.(人はそれぞれの気質がある)