お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

The True Mystery(本当に不思議なこと)

 法敬坊が蓮如上人に、「上人のお書きになった六字のお名号が、火事にあって焼けたとき、六体の仏となりました。まことに不思議なことでございます」と申しあげました。すると上人は、「それは不思議なことでもない。六字の名号はもともと仏なのだから、その仏が仏になられたからといって不思議なことではない。それよりも、罪深い凡夫が、弥陀におまかせする信心ただ一つで仏になるということこそ、本当に不思議なことではないか」と仰せになりました。
                                
  【 「蓮如上人御一代記聞書 (現代語版)」 本願寺出版 】 


 阿弥陀様は、宇宙の森羅万象の上に変幻自在に化現される。つまり、自由自在に出現したり、消えたり、形を変えたりして現れられるのだ、と聞くと、「なんと不思議な」と思ってしまいます。この世のマジシャンが、物を消したり、あるいは出現させたりしてでさえ、不思議なことだと思ってしまうのに、阿弥陀様の変幻自在のさまは、そんな比ではないのですから… 。ところが、そんなことは不思議なことでもなんでもない、仏様のされることだから、当たり前のことだと蓮如上人なら言われるでしょう。そしてそれ以上に不思議なこと、それは凡夫が仏になることだと言われるに違いありません。              
 それにしても、罪深い凡夫が信心一つで仏になる… 本当に不思議なことだと思います。 
My impression:
It is very mysterious that Amida Buddha, having changed his form, or as a
transformed body, appears kaleidoscopically in everything in the universe. So
much so that, I really think how mysterious it is. But Saint Rennyo would not think
so. He would think it is natural because it is an action taken by the Buddha. He
must say the topmost mystery is that a sentient being becomes a Buddha. Also,
I truly think so.