お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

What Is Life?(人生って何ですか?)

 今日は気分がいいから教えてあげよう。人生はな、冥土までの暇つぶしや。だから、上等の暇つぶしをせにゃあかんのだ。今東光(こんとうこう)>         
 「週刊プレイボーイ」の元編集長、島地勝彦は、若い頃、中尊寺貫主(ちゅうそんじかんす)でもある作家に、「大僧正。人生って一言でいったら何ですか?」と訊(き)いた。戴(いただ)いたこの答えに、以後すっかり「生きることが楽になった」と言う。(略)『プレイボーイの人生相談1966−2006』の島地によるまえがきから。(朝日新聞コラム「折々のことば」鷲田清一 より)                             


 ある人は、人生とは、「仏法の真実を味わう道場である」と言ったそうです。意を得た言葉に感心しています。私はこれを人生とは、「仏法を聞く道場(場所)である」と味わっています。「上等な暇つぶし」をするには、つまり、上等な生き方をするには、どうすればいいのでしょう。法然上人は『和語登録』の中で教示されています。「現世をすぐべき様は、念仏の申されん様にすぐべし。念仏のさまたげになりぬべくば、なになりともよろずをいとひすてて、これをとどむべし。いはく、聖(ひじり)で申されずば、妻(め)をまうけて申すべし。妻をまうけて申されずば、聖にて申すべし」。                 
 さらに、念仏に言及したものとして、あるカレンダーには次の言葉もあります。 


 「生活の中で念仏するのではなく、念仏の上に生活が営まれる」(和田稠)       
( We do not say the Nembutsu as a mere routine in our lives, but rather, we live
our lives centered on the Nembutsu.)


 人生(「仏法を聞く道場」)においては、仏法を聞けるように環境を整え、念仏を中心とした生活をすることが真宗信者には、最高の生き方だといえるでしょう。         
    ※http://d.hatena.ne.jp/miko415/20150617 (仏法の道場)