お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Setting Out on the Journey(旅立ち)

「一輪の花をかざして 今日もまた 
浄土へ帰る 旅をつづけん」 (甲斐 和里子)
Wearing a single flower on me,
I will continue my journey
Returning to the Pure Land
As usual, today as well.


野の花を一輪、髪にかざした幼いころ、
元気にとびまわっていた。
ピンクの花を一輪、胸にかざした祝い事の日、
心が華やいでいた。
花を一輪飾った殺風景な部屋にも、
優しいぬくもりを感じていた。


どんな時も、一輪の花で心が晴れ晴れする。
念仏が口からこぼれる時、もっと心は晴れわたる。
念仏の花が心にあふれるから。


今日も旅はつづく。
この世で終わりを迎える旅ではない。
この世の終わりは寂しいけれど、
寂しさとは無縁の浄土への旅。
終着地、そこは輝く浄土、だから楽しい。


今日は旅立ちの日、今日が終わりの日ではない。
今日は出発の日、今日が最後の日ではない。
晴れ晴れと、一輪の花のように晴れ晴れと。
さあ、浄土へ帰ろう、念仏の花を愛でながら。
さあ、今日もまた浄土へ向けて出発しよう。


◆ 甲斐 和里子さんの、すてきな歌に出会いました。以上、私なりに味わってみました。
【フリー百科事典 ウィキペディアより】
甲斐 和里子(かい わりこ、1868年(慶応4年)6月3日 - 1962年(昭和37年)11月27日)は、日本の教育者。京都女子大学の前身、顕道女学院の創始者。旧姓・足利。