お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Flowers Come into Bloom(花が咲く)

 現在聖路加国際メディカルセンターの理事長の日野原重明氏のエッセーが、「102歳私の証 あるがまゝ行く」という題名で、毎週朝日新聞に連載されています。日野原氏は現役の医師ですが、さらに日本各地に於いてだけでなく、外国でも講演したり、「命の授業」や「新老人会」のような会合に出席したりと、毎日過密なスケジュールをこなされているようです。

 日野原氏のエッセーによりますと、102歳という高齢でありながら、きっと精力的に活動され、人々の心を元気にしておられるからでしょう。たまたま聖路加国際メディカルセンターに入院した脚本家の内館牧子さんが、入院中に聞いた話として自身のエッセーの中で、日野原氏にまつわる病院内の‘都市伝説’なるものを書いておられるそうです。この都市伝説とは、人づてに語り継がれるうちに真実味を帯びてきたうわさ話のようなものだそうで、内館さんのエッセーを読んだ氏はちょっとびっくりしたと言っておられます。

  
 その話とは「深夜零時になると、その日に日野原先生が歩いたところにいっせいにきれいな花が咲く」というものです。氏は「私がいつの間にか『花咲かじいさん』になっている!」「行く先々で人々の心に花を咲かせ、少しでも世の中をあかるくできたらと思う」と書いておられます。
  
 人の心に花を咲かす。すばらしいことですね。私はこの話を読んだ時、お経の中には「此界の一人仏を念ずれば、西方に一蓮の生ずる有り(この世界で一人の人が念仏すると、浄土に一輪の蓮の花が咲く)」と説かれていることを大峯師が自身の著書のなかで書いておられるのを思い出しました。これはもちろんお釈迦様の言われた言葉であり、「仏語に虚妄なし」ですから真受けにしています。それにしても念仏の持つ偉力はすごいですね。浄土にお花畑ができるなんて考えるだけで楽しくなります。

My comments:
You can find the expression in the sutra: “When in this land, a person says the Name
of the Buddha, in the western land, a lotus rises.” Of course this phrase is Sakyamuni’s
words. The Buddha’s words have no lies, in other words, what he says is all true.
That’s why I can believe and accept them without doubt. The mere thought of that
expression in the sutra makes me cheerful and happy.