一輪の花 ( A Flower )
甲斐和里子さんの歌の一首に次の歌があります。
「一輪の花をかざして今日もまた浄土へ帰る旅を続けん」
( Today too, with the flower of the Name in my mind, I will go on journeying to the Pure Land. )
この歌は、私の好きな歌の一首で、これまで何度か取り上げてきました。でも、前回の記事を書いていて、一輪の花とは、“念仏という花”だと言われていることに、強く感じるものがあったのです。「念仏を申しながら今日もまた浄土への旅を続けよう」という内容ですから、この歌が、大谷師の言われる「意義ある人生」に重なったからだと思います。