お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Joy (よろこび)

 野球といえば、レッドソックスの上原投手、楽天の田中投手が健闘して、それぞれのチームの優勝に貢献しました。両投手は優勝した瞬間、右腕を突き上げ、喜びの雄叫びをあげ、チームメートと抱き合いながら歓喜に酔いしれていました。 
 私はその姿を見た時少し冷静に、「彼らのあの喜びがずっと続いたらいいのになぁ」と思いながら、阿弥陀様にお任せしたわが身の喜びを感じていました。阿弥陀如来によって、永遠の迷いと闇を断ち切られたのですから、そのご恩を思えば、喜びは彼らのあの喜ぶ姿に重なります。 
 親鸞聖人は、信後には必ず十種の益を獲ると言われ、その一つに「心多歓喜の益」をあげておられます。つまり、「心に大きな喜びを持つという功徳(恵み)」ですが、日常生活での私の感じ方はむしろ落ち着いた静かなものです。「流れの静かな川は深い(音なし川は水深し)」という諺が思い浮かぶのですが、この諺の字面通りの意味のように、安堵感が絶えず静かに心の底を流れているので、深い喜びもまた心の底にあるのです。誠にありがたいことと言わねばなりません。 
 
心多歓喜の益                                
The benefit of having great joy in one's hearts.            
流れの静かな川は深い
Still waters run deep.