お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

よくぞ人間に生まれてきた!(It Was Good and Was Born as a Human Being )

  • 苦悩の荒波が静まる、たった一つの方法

  自分の生命のエネルギーの源泉について、たまには、考えてみないか!

  親鸞は、その源泉を「光明の広海」といっている。ときには、「大悲の願船」ともいっている。それが、阿弥陀仏でもある。

  わたしたちの生命のエネルギーの源泉は、見えないし、名前もないのでいろいろ名づけるが、無量寿」という言葉が、いちばん理解しやすいかもしれない。

 「無量寿」、それは、永遠という意味だ。永遠の生命だ。

 だれもが、この「無量寿」の力によって、はじめて、地球に生まれている。

 

   至徳の風静かに衆過の波転ず 教行信証

 よくぞ人間に生まれたものぞ! ああ、ありがたいと念じていると、苦しみ悩む心が、パッと明るくなる。これが親鸞の教えの要点だ。荒波のような苦悩が、感謝の心の一つで、静かな春の海の小波のように、静まる。

  【 (超訳)『 こころに響く 親鸞の言葉 』  境野勝悟  三笠書房 】

 

 「無量寿」とは;[仏](「無限の命を持つもの」の意)阿弥陀仏の漢訳名の一つで無量寿仏のこと。(広辞苑)より

 阿弥陀仏の教えを疑いなく聞いて救われた人は、必ず浄土で仏に生まれかわり、無量寿という永遠の命を頂くのです。非常に生まれ難い人間界ですが、だからこそ、「よくぞ人間に生まれてきた!」と、阿弥陀さまは喜ばれるでしょう。