Cobweb(クモの巣)
家のミニ畑で作っているトマトやキュウリ、ピーマンなどの夏野菜が、今、最盛期です。特に、今年初めて植えてみたミニトマトの出来ばえは上々で、背丈も伸びて、それぞれの房に鈴なりに並んでついている粒は、太陽の光に艶々と輝き感動ものです。
これら野菜の葉っぱと葉っぱの間にはよくクモの巣が張ってあります。ところが、それに気づかず、赤い実だけに気をとられて手を伸ばすと、顔が引っかかることがあり、ウヮーッと驚くことがあります。クモにとっては、私は全くの招かれざる客であるのですが・・・。
このクモの巣から連想するのは、いつも阿弥陀さまの張られた網です。目に見えない阿弥陀さまの法の網は、広く張り巡らされているのですが、気づかないだけです。私たち一人ひとりを救うという意図から張られたものです。幸いにも私は、この網に引っかかった一人なのですが、正しくは、阿弥陀さまが引っかけて下さったというべきでしょう。
気がつけば私は、阿弥陀さまの悠久の過去からの、お目当ての招待客であったのです。
( I was noticed by Amida Buddha to have been an aimed and invited guest of the
Buddha’s for ten kalpas.)