お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Too Close to See(近すぎて見えない)

 山の中にいると山が見えない 汚れの中にいると汚れが見えない           
                          (東井義雄)         
 (ほのぼのカレンダー ういず仏教文化研究会編集)<6月の言葉>より       


 この言葉の意味に近いものに『故事ことわざ辞典』には「秘事は睫(まつげ)」という句が出ています。意味は、「秘伝・秘法などと言われるものは案外手近にあるのに、意外と気づかないものだということ。睫があまりにも目の近くにあるために、かえって見えないところから」とあります。また、類句に「近くて見えぬは睫」があります。         
 この近すぎて見えないもの、私に言わせてもらえば、「近くて見えぬは私自身」だと思うのです。「私」という本当の姿は仏眼を通してしか毛頭わからないからです。       


When we are in a mountain we cannot see the mountain and when in dirt we can
not see the dirt.(山の中にいると山が見えない 汚れの中にいると汚れが見えない)