『ありがたい深い話』( Edifying Deep Sermons )(8)
「生あるものはかならず死に帰し、さかんなるものはついにおとろうるならいなり」(蓮如上人御文)
現代の私たちは、ややもすると生のみを追い求め、死に関するものはできるだけ遠くへ押しやっており、死というものはだんだん見えにくくなって来ているようです。
生死は分けて考えるべきでないことを、亡き人を通して考えていただきたいものです。(氷見市 真宗大谷派光榮寺住職 峰了樹)
蓮如上人の言われる通りです。よく分かっていますが、「悲しいかな私たちは日頃は死ぬことを忘れて生活をしています。( Woe are we! We usually make a living having forgotten our dying. )」「生死は分けて考えるべきでない」とありますが、一日一日を無駄にしないためにも、「生死一如」という言葉を心にとどめたいと思います。