暖冬 ( A Mild Winter )
1月20日の大寒の入りから2月3日の節分までの、いわゆる大寒と呼ばれる期間中、「今年は暖冬異変と思われる現象が見られます。( We are having an unusually mild winter this year. )」。今冬は、私の知る限りでは、2月1日に約10分間みぞれ交じりの雪が散らついただけ、積雪はゼロで、かつて無かったことです。大寒中ずっと梅や、たんぽぽの花が咲き、フキノトウも出ていました。また、テレビの報道では、すでに田んぼの水の中に蛙の卵がありました。また、花粉の飛散が例年より20日余り早く、2月2日ごろから始まるとのことでした。気象情報では、今年の冬は過去100年で一番暖かいとのことです。もう既に暖冬異変による被害も出ているとか。
因みに、暖冬から結びつくものに、オーストラリアの山火事があります。この山火事は、昨年の9月に発生して以来、今年の1月末日現在も一部の地域で続いているそうで、およそ5ヶ月に及ぶ長期の山火事になります。これもやはり地球温暖化が原因だといわれます。
このようなことから、現世は不穏な世であると感じざるを得ません。( From such things I cannot help feeling that this world is an unsettled one. )
不安に満ちたこの世だからこそ親鸞聖人は「生死出ずべき道」と、娑婆から抜け出す道を示して下さっているのです。