お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Four Kalpas(四劫)

 「四劫」について『広辞苑』にはこのように書かれています。            
 「[仏] 世界の成立から破滅に至る四大期。世界が成立する期間を成劫(じょうこう)、成立した世界が持続する期間を住劫(じゅうこう)、世界の壊滅するに至る期間を壊劫(えこう)、次の世界が成立するまでの何もない期間を空劫(くうこう)という。」       

 以上より、四劫とは、成劫、住劫、壊劫、空劫の四大期を表しますが、ここで「一劫」とは一体どれくらいの長さなのかを、「安心問答ノート」(yamamoyaさん記)より引かせてもらいます。「劫とは梵語でkalpa(劫波)の略語。長い時間と訳する。インドでは通常これを梵天の一日とし、人間世界の4億3200万年とするが、実際は仏教で数がとても数えられないくらい非常に長い年月のことを指す。」                     


 仏教で教える世界観はあまりに遠大すぎて、とても人知の及ぶところではありません。(The world view Buddhism teaches is so far-reaching that it is beyond the
boundary of human knowledge.)
 「空劫」の後には、もう既に次の世界が予測されているとは、仏智の深遠なる力といったものが感じられ、ますます仏教という不変の真理が重みをますようです。