無生の生 (The Birth of No-Birth ) ( 1 )
無生(むしょう)の生(しょう)とは、極楽浄土に生まれることをいうのである。浄土に生まれるのは、迷いの世界を生まれ変わり死に変わりし続けるというような意味ではなく、生死を超えたさとりの世界に生まれることである。だから、極楽浄土に生まれることを無生の生というのである。(『御一代記聞書』三七 )
「極楽浄土に生まれることを無生の生というのである ( The birth of no-birth is that we are born in the Pure Land. )」。生まれたり、死んだりと、生死をくり返すことの無い生、つまり、「浄土の生」なので、このように言われるのでしょう。
※「無生の生」について、大峯顯師が自著に詳しく書かれていますので、次回、紹介させてもらいます。