Eureka !(わかった!)
先日の新聞(英字)に次のような記事がありました。
Eureka! Scientists find ‘the’particle
Scientists hailed the discovery of“ the missing cornerstone of physics ” July 4,
cheering the apparent end of a decades-long quest for a new subatomic particle
called the Higgs boson.
わかったぞ! 科学者粒子を発見
7月4日、研究者は「物理学の(これまで)見つからなかった基礎(の粒子)」の発見を褒め称えた。そしてヒッグス粒子と呼ばれる新素粒子の数十年にわたる探索がはっきりと終わりを告げたことに歓声をあげた。(ミーコ訳)
この記事を取り上げたのは、eureka(「エウレカ」ギリシャ語; 英語読みは「ユァリーカ」)という言葉が、山も山さんのブログ、「安心問答」(2012/07/02)に出ていたのが印象的だったからです。
山も山さんは「エウレカ」について、ギリシャの数学者アルキメデスが、アルキメデスの原理を発見した時、「エウレカ(わかったぞ!)」と叫んだと紹介しておられます。
上の記事では、40年以上にわたって世界の研究者が探求し続けてきた、ヒッグス素粒子という素粒子の発見に成功した時の叫びを「エウレカ」と表現しています。
山も山さんが言っておられる通り、私も以前は救われたら、阿弥陀仏の本願・名号について、それまで分からなかったことが「わかったぞ!」となるのだと思っていました。研究者達の叫び「わかったぞ」の心境そのままのように、信心決定をとらえていたわけです。
しかし今は、それが全くの間違いだったことが知らされます。山も山さんが言われている通り、阿弥陀仏の本願を聞くとは、「本願を信じ、念仏する者を必ず浄土に往生させ、仏に生まれさせる」という弥陀の仰せをそのまま聞いているということです。
それにしても「エウレカ」は、以前私が抱いていた「救われたら…」のイメージにピッタリの言葉ですね。