お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

All People Are the Same Age(みんな同い年)

 ちょうど二年前の3月11日は東日本大震災が起きた日です。あの日、テレビに映し出された光景は凄まじいものでした。家や車や道路、田、畑等、そこら一帯のすべてが次々と大波に吞みこまれてゆく様子は、まるで映画の一シーンかと見紛うほどで、とても現実のものとは思えないほど悲惨なものでした。
 実に死者と行方不明者が約1万8千人だったことが分かっています。その中には生まれたばかりの赤ちゃんから年配のお年寄りまで、さまざまな年齢の人々が含まれていたでしょう。一瞬にして襲った無常の嵐の前には、老いも若きも年齢の差の考察など論外でした。いつも無常の風の前にはみんな同い年です
 蓮如上人も仰っています。「もしただいまも無常の風きたりてさそいなば、いかなる病苦にあひてかむなしくなりなんや」(御文章一帖十一通)と。
 最強で、最も恐るべきは、予測不能の無常の風といえるでしょう。


All people are the same age before the wind of mortality.
There is no disparity in age between the young and the old before that storm.
It is the wind of mortality that is the strongest and the most fearful in this world.