The Day of Today(今日という日)
今月20日の午後、ゴーッと異様な音がしたような、また家もちょっと揺れたような気がして、「地震かな」と思ったのですが、それっきりだったので、何だったのだろうと思っていました。ですが、やはり地震だったことが後でテレビを見てわかりました。震度は1〜2程度でたいしたことはなかったのですが、今年は日本のあちこちで災害が多発して多くの人が犠牲になりました。情報を見たり聞いたりするだけでも気疲れしてしまったほどなので、ちょっとしたことでも神経が過敏になっているようです。
そのせいか、ふと「奇跡の一日」という言葉を誰かが言っていたのを思い出したのです。その人は「今日という一日を果たして無事に生きられるだろうかと思う」というほどの重い病気と戦っていた人だったように記憶しています。
しかし、思う、思わないにかかわらず、誰にとっても今日という一日は「奇跡の一日」なのです。ある布教使の方は無常の風は時々吹くのではなく、いつも身の回りで吹いていると教えています。どの瞬間に無常の風に誘われるやわかりません。
「奇跡の一日」は「今日という日の大切さ」を強く思い知らせてくれる言葉です。
( “A miraculous day” is a phrase which intensely tells us about the importance of the
day of today. )