The Tathagata's Appearance Just Now（‘今’の出現）

　この名号以外に仏さまはいらっしゃらないと言ってもよいくらいです。南無阿弥陀仏の名号はこの現世に来てくださった仏さまです。娑婆に来たお浄土だと言ってもいいと思います。阿弥陀さまの本願が、私の身・口・意の三業に出現し給うたのが、阿弥陀仏の名号です。私の目にも見えず、心で思うこともできない法性法身の如来さまが、私の耳に聞こえ、私を呼ぶ声となって私の口から出てくださるということは、如来さまが私の今・ここに出現されているということにほかなりません。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　【　「『浄土の哲学』高僧和讃を読む　上」　大峯顯　】

　南無阿弥陀仏の名号そのものが、阿弥陀さまが今・ここに出現されているという歴然たる証拠なのですね。阿弥陀さまが身近に感じられるというより、感じ方の度合いから言えばすっぽり包まれているといった方が、しっくり来るように思います。

My impressions:
The very Name of Namu-amida-butsu is a conspicuous proof that Amida Buddha is
appearing here and now. My body and heart are completely covered with Amida
Buddha's great compassion, the expression of which feels better than expressing “The
Buddha feels close to me”.