お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Light Shining on Darkness(闇を照らす光)

 仏教を聞き始めの頃、末法の時代にはお釈迦さまの説かれた教えを修行する人も、覚る人もいなくなってしまう。そしてさらに法滅の時代には教えそのものがなくなってしまう、と聞いて「じゃあ、どうなるんだろう」と正直心配になったことを思い出します。でも大無量寿経にはそんな時代になっても、特にこの大経の教え(念仏の教え)だけは消滅することなくいつまでも残る、と説かれていることを知ってほっとしたものです。 
  
 今の時代は末法の時代に入って約一千年と言われますが、地球環境はだんだん悪くなる一方ですし、人心もとても良い方に向かっているとは思えません。それどころか環境の悪化に比例するかのように、ますます悪くなっているようです。

  
 こんな時代にこそ、阿弥陀仏の念仏の教えが一層輝きを増してくるのですから、単純に嬉しくなります。現世の唯一の‘灯り’に違いありません。大峯師は次のように言っておられます。

  
 「『大無量寿経』に説かれた易行道であるお念仏の教えが、いよいよ末法の暗闇の中で光を放って来たのです。世界が暗黒の夜になった時にはじめて光を放ってきたのが、お念仏の教えです。 (途中省略)                             
 これは実に不思議なことと言わざるをえません。だんだん時代が悪くなり、仏法の真理は全部消えてなくなってしまうのかというと、そうではなくて、世界が暗くなればなるだけ、もうひとつの真理、仏法の真の本質、ハイデガーの表現を借りていえば、「本質的な本質」が、かえって光を放ってくるのです。ちょうど太陽が沈んだ夜の闇に、明るい月が昇ってきたようなものです。それが阿弥陀さまの本願の教えです」(「『浄土の哲学』高僧和讃を読む 上」)


My comments:
Today’s age is said to be about one thousand years after the last dharma-age began.
Sakyamuni says only the Primal Vow of Amida Buddha can save people in this age.
This means the teaching of the Holy Path Division has no effect today. Moreover,
the world environment and people’s mind are getting worse and worse, and so
Amida Buddha’s teaching is the only light shining on darkness in this period.