お慈悲のままに

日々、思ったことを綴っていきます~(ちょっと英語もまじえて)。私の趣味は‘英語を楽しむこと’です。その一環として少し英語を取り入れることにしました。

Walls( 壁 )

 時間・空間を超えた阿弥陀如来の光明は、どこからどこまで照らすという辺際がないために「無辺光」と呼ばれます。壁を作らず、境界線を引かず、一切を遍(あまね)く照らしてくれます。光明に照らされるとは、決して捨てないという阿弥陀如来大慈悲のうちに摂め取られるということです。今ここで確かな救いのはたらきに出遇うからこそ、光明に照らされた人生は、大きな安心を恵まれた人生となるのです。(布教使:西原龍哉)       
  【 本願寺新報第3185号 コラム「みんなの法話」より 】       
 ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽ ∽    


 私たちは、日々、他人とのかかわりの中で生きています。でも、そのかかわりの度合いはどうでしょう。どれほど親しい家族や友人といえども、洗いざらい心を開き、打ち解けることはできません。仏語に「独生独死独去独来」とあるように、人間は本来孤独です。他人と共有できる心の部分はほんの少しで、一人ひとりが自分の世界を持ち、自分の心の世界に生きていると言っても過言ではありません。つまり、個々人の間には、互いに越せない壁があるのです。また、私たちは、阿弥陀仏に対しても自分で壁を作って苦しんでいます。もし、阿弥陀如来の無辺光という光明がなかったら、不安をかかえたままの人生で終わるでしょう。                                        
 ところが、今、各個人と如来との間の壁を取り払ってしまうその光明によって照らし出されるということがあります。この出遭いがあるからこそ、孤独と不安に満ちた人生から180度転換した安心の人生を恵まれるのですね。これに勝る安心があるでしょうか。      
( However, since you are now lit through Amida Buddha’s boundless light which
removes the wall between the Buddha and you, you are blessed with your secure
life about-facing from the life filled with solitude and unease. This security outdoes
anything. )